立体的に

このブログを始めてから、以前より丁寧に物事を見たり考えたりするようになっていると思うのですが、そんな中気づいたことを書いていきたいと思います。

全てはこの世界に現れる現象。そして、生き物の数だけ各々の世界は存在します。「私はこの世界をこう見るよ、あなたにはどう見えているの?へー!そうやって見えて(捉えて)いるんだね。面白いね!」…という、この違いが豊かさなんだろうな、と思ってブログを書いているのですが(詳しくはこちら)、このことを意識していると現象そのものに興味が向くようになります。つまり、その現象を伝えている表面的な何かよりも、それ自体は何なんだろう?と。(今日はややこしい話しになりますよ!)

例えば同じ人が同じことを伝えていたとしても、表現方法が違うと解釈は変わってくるな、と。

文章なのか、直接会って話を聞くのか、写真なのか。同じ人が同じことを意図していても、3通りの方法で伝えていた場合に、それぞれ1通りしか知らない場合、2通りを知っている場合(3パターンあり)、3通り全て知っている場合と、また解釈が変わってきますよね。そしてもちろん、色々な方法で立体的にアプローチした方が、より理解は深まります。

こんなことを考えていると、1通りしか知らない場合、本当に意図していることは何だろうか?と思うのです。話している言葉、書かれている文章、切り取られた写真、その奥にある本当に言いたいこと、伝えたいことは何だろう、と。直接的に伝わるもの以外の情報を読み取って、全体的に、立体的に理解する感覚。意識を拡張させる感じといいましょうか。

ちょっと小難しく書いてしまいましたが、いわゆる「行間を読む」ですね。会話の場合は「ノンバーバルコミュニケーション」と言われる行為になるでしょうか。
※「ノンバーバルコミュニケーション」とは、言葉によらない非言語のコミュニケーションのこと

直接的に見えたり聞こえたりする以外のものに思いを巡らせること、想像すること、感じることを少し意識するだけで世界はぐっと広がりより豊かに見えてきます。是非試してみてくださいね。

Share:
youseeaandiseeb
Written by youseeaandiseeb
東京在住のグラフィック&デジタルデザイナー。 ものづくり、文化芸術、旅、そしてたまに宇宙についてのブログです。 私の視点を通して、この豊かな世界を紹介していきたいと思います。英語でも書いてます。