活版印刷とアラビア文字

数年前から通っている活版印刷スタジオがあるのですが、今回はそこで開催されたワークショップ「アラビア語活字 活版名刺ワークショップ」に行ってきました。

以前から興味があった言語、アラビア語ですが、自分の名前がアラビア語で印刷された名刺を活版印刷で作れるという、印刷&言語&デザイン&文化好きにはたまらないワークショップなので、とても楽しみにして行きました。

最初はアラビア文化や文字についてのレクチャーがありました。食べ物、習慣、文化、宗教、そして言語などなど聞いているだけでもとてもエキゾチック。講義をしてくれた先生はもちろんアラビア語を話すことができるので、発音もしてくれるのですが、語尾を伸ばす音が多くてこれまたエキゾチック。

私がアラビア語に興味があったのは、その文字(の形)と音なのです。ちなみに、私が今興味がある言語(音バージョン)3つは以下。
・ハワイ語
・ヘブライ語
・アラビア語

ハワイ語はこの間ハワイ島に旅行して、すっかり魅了されてしまったので。ヘブライ語は数年前にイスラエルのテルアビブに旅行に行った時に、はじめでヘブライ語を聞いた&見たのですが、その音がとてもキレイだったからです。それから、アラビア語ですが、各国のニュースをみている時にやはりその音がキレイだな、という印象があったからです。ヘブライ語とアラビア語は、文字は右から左に書くので、それがまた神秘的な感じがします。

ワークショップでは、最初にアラビア文字についても少し勉強したのですが、大きなポイントは以下。
・文字は全部で28個
・単語の最初、中、最後で形が変わる(連続してつなげられる文字があるので)
・右から左に書く

お試しで手書きで書いてみたのですが、絵のような文字のような不思議な形で、個々の違いも分からず、つなげ方もよく分からず、絵を描いているような感覚で新鮮でした。うーん、何ともエキゾチック!そういえば、アルファベットではない外国語の文字を書いたのはもしかして人生初?!だったかも。

そして、ワークショップでは先生が、活版印刷のための私の名前の金型を1文字ずつ選んでくれて、いざ印刷。

Printworks Studio Shibuya

私は数年前からこのスタジオに来ているので、慣れてはいるのですが、やはり毎度のことながら一枚一枚印刷するのはとても楽しいです。インクの匂い、機械、手作業、といったこの場の雰囲気全てが好きなのです。一枚一枚、インクのノリが違ってかすれたりすることもご愛嬌。そんなアナログこそトキメキを感じてしまうのです。

私が定期的にワークショップなど行っている活版印刷スタジオ「Printworks Studio Shibya
各種印刷物やワークショップ、コワーキングスペース、作業台などあります。店長さんもスタッフのみなさんもとても親切でものづくりが大好きな方ばかり!渋谷駅から徒歩すぐなので、アクセスも抜群です。

ナイスなロゴと入り口の看板
Printworks Studio Shibuya

入り口から見た感じ
Printworks Studio Shibuya


Printworks Studio Shibuya

紙の種類も豊富です
Printworks Studio Shibuya

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youseeaandiseeb
Written by youseeaandiseeb
東京在住のグラフィック&デジタルデザイナー。 ものづくり、文化芸術、旅、そしてたまに宇宙についてのブログです。 私の視点を通して、この豊かな世界を紹介していきたいと思います。英語でも書いてます。