今日は、2018.9.14 – 12.9まで東京国立近代美術館工芸館で行われている展示、スウェーデンを代表するデザイナー「インゲヤード・ローマン」についてです。
一般的には「デザイナー」「陶芸家」として知られている彼女ですが、「壺をつくる人」「形を与えるもの」として自身を認識しています。
陶芸家ではなく陶工と呼ぶのは、作家としての自己表現のためではなく、日常のための器をつくる職人的な立ち位置を自覚しているから。そして、「デザイナー」という言葉よりも、ある物に形を与え、今ここに在る状態にする役割として、形を与えるものであると言います。