前回はスウェーデンを代表するデザイナー「インゲヤード・ローマン」さんについてでした。
彼女は今年75歳なのですが、偶然にもここ数日素敵な70代を知る機会があったので、素敵な70代シリーズとしてあとお二方ご紹介します。
二人目の今回は「樹木希林」さんについて(偶然にもインゲヤード・ローマンさんと同じ年)。
前回はスウェーデンを代表するデザイナー「インゲヤード・ローマン」さんについてでした。
彼女は今年75歳なのですが、偶然にもここ数日素敵な70代を知る機会があったので、素敵な70代シリーズとしてあとお二方ご紹介します。
二人目の今回は「樹木希林」さんについて(偶然にもインゲヤード・ローマンさんと同じ年)。
ドリアン助川の著作「あん」は、タイトルにもなっている「あんこ」が作品の重要な要素ですが、美味しいあんこを作るためには、「小豆の言葉に耳をすませ、小豆が見てきた雨の日や晴れの日を、想像すること。どんな風に吹かれて小豆がここまでやってきたのか、旅の話を聞いてあげること。そう、小豆の声を聴くこと。」なんだそう。
この言葉がとても印象的だったのでよく覚えているのですが、料理をする人の言葉には同じように素材に耳をすませる、という表現が多いように思います。先日もおいしいパンをつくる職人さんについての番組を見ていたのですが、大事なことは酵母との対話と言っていて、とても楽しそうにパン作りをしていました。
「素材との対話」で紹介したいのは、私の大好きな人、イサム・ノグチのことばです。
画家の熊谷守一を主人公に、晩年のある1日をフィクションで描いた作品、映画「モリのいる場所」をみました。
至宝の俳優ふたり(山﨑努と樹木希林)が夫婦役という、もうそれだけで間違いない映画です。熊谷守一なのか、山﨑努なのか分からないくらいの憑依っぷりと、樹木希林も地なのか素なのか分からない演技と、でもそんなことどうでもよいと思えるくらい、このふたりの空気がつくる世界が暖かくて引き込まれてしまいます。
※熊谷さんは山﨑さんのアイドルだそうです(なんだか納得!)
・北斎先生と熊谷さん
・庭は小宇宙
・樹木希林の存在感
・「モリのいる場所」と「人生フルーツ」
・観察するということ
などなど、この映画をみてブログに書きたいことがたくさん思い浮かんだのですが、今日は一番印象に残ったセリフを紹介します。