あをによし 奈良の都は咲く花の にほふがごとく 今盛りなり(万葉集巻三328)
奈良に行ってきたのですが、奈良と言えば「あをによし」。よく聞く言葉で音も素敵なのですが、これは何だ?と思ったので調べて見ましたよ。
万葉集の枕詞で、奈良にかかる言葉が「あをによし」。直接的な意味はないとされていますが、いくつか説があるようです。
・奈良で、あおに(岩緑青)が採掘されたから
・平城京の華々しい朱色に、木々の緑が映えている様から
・「青」は寺院の窓が青く見えるところ、「丹」はそのとおり、柱や壁が赤く塗られているところから
ちなみに、日本の伝統色にも「青丹」という名前の色があります。
青丹
「あをによし」には特別な意味がないとのことですが、以上をふまえて例の歌をもう一度。
あをによし 奈良の都は咲く花の にほふがごとく 今盛りなり
さぁ、どんなイメージでしょうか?
「奈良の都、平城京は、咲く花が色美しく照り映(は)えるように、今やまことに繁栄(はんえい)の極(きわ)みであることだ。」
「奈良の都は、花が咲き乱れてよい香りでいっぱいになる頃のように、今、たいそう盛んであることだ。」
一般的には、こんな感じの訳で、奈良の都を讃えた歌のようです。
時は710年。平城京を中心として、天平文化が花開いた74年間の奈良時代。唐招提寺、薬師寺東塔、東大寺法華堂、正倉院宝庫、法隆寺東院夢殿、栄山寺八角堂、万葉集、興福寺阿修羅像、正倉院宝物、聖武天皇、鑑真、遣唐使…こんなキーワードが並びます。
私もまだまだ勉強不足なので、平城京、そして和歌にも興味津々です。
※今日のメイン画像は「平城京跡」(ウィキペディアより)
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