私は習慣的に美術館やギャラリーなどで開催される展示を見に行くのですが、ここ数年はライブのもの、演劇や舞台、コンサート、そしてダンスなんかのステージパフォーマンスにも足を運ぶようになりました。
美術品との違いはやはりその臨場感。身体で表現することは本当にすごいことだな、と毎回思うのです。そして、ダンスの魅力はその身体性と美しさ。セリフもないので、言葉通り、その身ひとつで表現して人々を魅了するなんて鍛錬とセンスと才能とに惚れ惚れしてしまいます。
すべての表現者を尊敬する私ですが、特に注目のダンサーは森山未來くんです。俳優さんとしても活躍しているので有名な人ですが、ダンサーの未來くんもかなり素敵です。私がダンサー森山未來くんを知ったのは、東京都現代美術館での映像作品でした。とても不思議で少し可愛らしいコンテンポラリーダンスの映像作品を見ていたら、外国人ダンサーの中に未來くんがいて一緒に踊っていました。そこから彼に注目するようになり現在に至っているのですが、作品ごとに全く違う表現をするのでとても器用で才能溢れる人だな、と思っています。
そして今日は、先日見てきた「談ス」という公演についてです。
シリーズになっていて、今回はその第三弾。私は第一弾と第二弾は見ていないので、実際にはどんな感じなのか知らなかったのですが、見終わった最初の感想は、「新しい体験の不思議なダンス」でした。