今日は夏至ですね。1年に4回ある大きな季節の節目の日です。
季節の節目についてはこちらの記事をどうぞ。
夏至とは、北半球で太陽が出ている時間が一番長い日です(南半球では、一番日短い日)。春分の日から昼の長さが長くなっていき、その頂点の日が今日です。陰陽説的には、陽のエネルギーがマックスになる状態。そして、夏至点からは今度は冬至に向かって陰のエネルギーが強くなっていきます。ちなみに、今年の夏至点のその瞬間は午後7時7分!
息を吸いきって吸いきって吸いきって吸いきって吸いきって吸いきって…、もうこれ以上吸えない!という瞬間が夏至点です(←私が考えた、呼吸で例えるイメージ法)。そして、ここから折り返して冬に向かっていくのですが、今日の午後7時7分以降は、「吐く」季節の始まりです。
日本は梅雨と重なっているので、なかなか太陽の顔が見れないのですが、この日をより楽しみにしていて華やかなお祝いをしているのがヨーロッパの国々。とくに北欧諸国にとってはこの日は大切なお祭りの日です。というのも、寒く暗く長い冬に対して、暖かく明るく短い夏は、太陽の光を思う存分楽しめる、とても貴重な時期です。
私も数回、夏のスウェーデンを訪れたことがあるのですが、本当にみなさん夏を楽しんでいます。私からすると少し肌寒いな、と思っても薄着だったり、日光浴をしたり海や川で泳ぐ姿をよく見かけました。そして、友人のサマーハウス(別荘みたいなもの)で夏至祭を一緒にお祝いしたこともあったのですが、地元の老若男女が広場に集まって、踊ったり歌を歌ったり、お酒を飲んで美味しいご飯を食べて…と、自然の中でゆったりと夏の日をお祝いした素敵な1日でした。
何より驚いたのが、夜の11時くらいになってもまだ薄明るかったことです。さすが北欧!話には聞いていたのですが、実際に体験すると何だか不思議な感じがしました。もっと北に行くと1日中明るいんですもんね。それから、南半球は逆で太陽が出ている時間が一番短いんですよね(私はまだ南半球に行ったことがないです)。地球は広くて、場所によって色々な表情を持っているんだなー、と想像するだけでワクワクしてしまいます。
夏至の日の過ごし方は、ゆっくりとお風呂に入り、冬至から過ごしてきたこれまでの半年を振り返るとよいみたいです。そして、今夜からまた冬至に向かうので、折り返しの準備が整うような切り替えの日になるといいですね。
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