目線を合わせる
前回のブログ「鈴虫の声」で、自分に聴こえる音、聴こえない音について書いたのですが、今日は目線についてです。
サービスの質が高いホテルで働いている友人がいて、彼女は接客がとても好きで視野が広く、常に相手の立場に立って物事を考え行動するので、教えてもらうこともたくさんあります。中でも印象に残っていることを今日は紹介します。
例えば目の前で子供が転んだとして、その時に何と言って声をかける?と聞かれたことがありました。
「大丈夫?」と声をかけると思うよ、と答えたのですが、その友人は「痛かったね」と同じ気持ちになって声をかけるようにしているんだそう。気持ちの面でも同じ立場に立って、それから文字通り目線も同じにして、しゃがんで「痛かったねー」と。
とっても些細なことかもしれないけれど、子供に限らずに相手の立場、目線に立って思いやる、そんなことが大きな支えになるんだな、ということを思い出しました。
ついつい自分の見えている世界、聴こえている世界を当たり前だと思い、自分の知る世界はひとつしかないような錯覚に陥ってしまいますが、存在の数だけ世界はあるんですよね。
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