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本物って?

Fine Wind, Clear Morning
2018-05-16 by youseeaandiseeb コメントはまだありません

私は古美術も、近現代の美術も年代問わず興味があり、数年前から浮世絵にも興味が湧いて関連本を読んだり、実際に見に行ったりして楽しんでいるのですが、浮世絵は面白い絵画のジャンルだな、と改めて思いました。というのも、すみだ北斎美術館(美術館)、大英博物館プレゼンンツ 北斎(映画)、北斎と広重 冨嶽三十六景と東海道五十三次(美術館)、眩(くらら)~北斎の娘(NHKのドラマ)、など葛飾北斎に触れる機会が重なったので、今日は北斎先生の『富嶽三十六景』全46図中の1図「凱風快晴(通称 赤富士)」をモチーフに、本物についてと美術の見方について書いていきたいと思います。

この絵は木版画で、肉筆浮世絵とは違うことがまず大きなポイント。肉筆浮世絵は筆で描かれた一点物。片や木版画は版画なので、大量印刷をすることができ多くの「本物」が存在します。通常は初摺(しょずり)と言われる最初に摺った200枚は、絵師の指示通りに刷られるそうですが、その後に摺られた後摺(あとずり)は、摺師(摺る専門の人)に一任されるとのこと。

現代でもこの「赤富士」は大人気ですが、時代を超えて人気があるようで江戸時代でもとても売れ行きがよく、一説によると一番多く摺られた浮世絵とも言われています。
ということは、多くの「本物」が存在するこの「赤富士」ですが、これは木版画なのでたくさん摺っていると、木はすり減るので線が変わってしまい、絵も変わって見えます。また、人気のものだと急いで摺りたいので、繊細なぼかしの版は摺らずに工程を減らす時もあったり、それから後摺(あとずり)は絵師の指示は入らないので、摺師の好みの色合いになったり、はたまた売れ行きがよかった色合いをたくさん摺ったり、と、数が多くなればなるほど様々な「本物」が生まれることになるのです。

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Culture•Design•Japan

From Designers With Love vol. 1

From Designers With Love
2018-05-13 by youseeaandiseeb コメントはまだありません

デザイナーを15年以上もやっていると、自分のジャンルのデザイン(グラフィック&デジタル)以外の「作り手」の気持ちにも自然に意識が向くようになります。

何でできているのかな?どうやって作ったのかな?どんな目的があるのかな?なんて裏舞台にも想像が及ぶようになり、ジャンルが違っても同じ思いがあったり、また新しい発見があったりと学びが多くて楽しいのです。

私は、デザイナーや職人さんを始めとしたあらゆる「作り手」が大好きなのですが、できあがったモノから見えてくる、彼らの愛情表現シリーズとして今日のタイトルをつけました。機能としての目的以外に、文化的に情緒に訴えかけたり、社会的に使命感を持っていたりするモノを紹介することで、機能以外の役割にも目を向けて欲しいな、という思いがあるのです。

1回目の今日は、尾形光琳デザイン「あかり障子」。
先日熱海にあるMOA美術館に行って来たのですが、広大な敷地内には美術館以外にも能楽堂や茶室、日本庭園などの施設があり、見所満載で素敵な場所です。そして、尾形光琳が最晩年の5年間を過ごし国宝を描いたと考えられている数寄屋造の建物「光琳屋敷(復元)」にある、障子についてです。

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Culture•Japan

生け花体験記

生け花
2018-05-09 by youseeaandiseeb コメントはまだありません

ここ数年は日本文化をきちんと学びたいという思いが強くなり、神社仏閣に足を運んだり、本を読んだり、着付けを習ったりしているのですが、次に学んでみたいことは華道、生け花です。

文化的な色が濃い場所に行くと必ず目にする生け花ですが、敷居が高そうなので今は見ているだけかな?と思っていたところ、MOA美術館で体験ができることを知りチャレンジしてきました。

体験できる建物もとても素敵で、「尾形光琳が自ら描いた図面と大工の仕様帖、茶室起し図が含まれる小西家文書と呼ばれる資料(重文)に基づき、数寄屋建築研究の権威、堀口捨巳博士の監修により復元した屋敷です。」とのことです。
復元されたお屋敷についてはこちら

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Culture•Japan

夏の始まりです

Summer
2018-05-05 by youseeaandiseeb コメントはまだありません

二十四節気では今日から「立夏」です。「夏が立つ」ということで、夏の兆しが感じられ青空と爽やかな風が気持ちのよい季節です。

それから、この時期の七十二候は以下の通りで、動植物も活発に活動し始める雰囲気が伝わってきます。なんだかワクワク。

【立夏】
初候 – 蛙始鳴(かわずはじめてなく)
次候 – 蚯蚓出(みみずいづる)
末候 – 竹笋生(たけのこしょうず)

それから今日はこどもの日ですね。最近ではデザイン鯉のぼりも見かけるようになりました。
時代に合わせて文化が引き継がれていることはとても嬉しいです。
※写真は東京ミッドタウンの鯉のぼり

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Culture•Design•Japan

ブルーノ・タウト「熱海の家」- 3 –

旧日向別邸
2018-05-04 by youseeaandiseeb 2件のコメント

※画像はブルーノ・タウト「熱海の家」(旧日向別邸)からの景色

今日はブルーノ・タウト「熱海の家」 1 / ブルーノ・タウト「熱海の家」 2 の番外編。

前回のブログで、タウトの熱海の家(旧日向邸)を見学するときに、ボランティアのガイドさんがとても丁寧に教えてくださることも紹介したのですが、今日はそのガイドさんが教えてくれた素晴らしい学びを紹介します。

桂離宮、伊勢神宮、白川郷などに美を見出し、数寄屋造にインスパイアされ、著書を発表して世界にその素晴らしさを発信したタウトですが、日本建築のどういうところがそんなにも魅力なのか、というお話です。

ひとつめは、その<地味さ>。
桂離宮は別荘、伊勢神宮は宗教施設にも関わらず、質素でシンプル。余計なものはなく、自然素材を活かしその色合いも控えめです。片や、西洋の別荘や宗教施設は豪華絢爛で派手なもので日本のそれとは正反対。建物は日本は地味、西洋は派手なのですが、衣服はどうでしょうか?かつての日本の衣服と言えば着物です。そう、とても華やかです。上流階級の人ほど色彩はより鮮やかに、何層にも重ねて着飾り、髪型も大きく派手になります。そして西洋の衣服と言えばドレスですが、中世貴族などは以外と地味です。色合いは落ち着いていてシックなものが多いです。

日本は地味な空間に、華やかな衣服が映える文化。そして、西洋は華やかな空間だからこそ、落ち着いた衣服がマッチする文化。なるほど、両方とも上手にバランスが取れている。

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Design•Japan•Travels

ブルーノ・タウト「熱海の家」- 2 –

旧日向邸
2018-05-03 by youseeaandiseeb コメントはまだありません

前回はブルーノ・タウトについて紹介しましたが、今日は「熱海の家」(旧日向邸)についてです。

アジア貿易で活躍した日向利兵衛さんが依頼主。ちなみに、木造二階建ての母屋の設計は、東京銀座の和光、東京上野の東京国立博物館、 愛知県庁などの設計で知られる渡辺仁だと言うから、この日向さんは文化・芸術に詳しくてセンスがよい方だったんだと想像します。そして、「製作費用はいくらかかってもよいので、好きなようにつくってください」と言ってタウトに発注したとのこと。タウトを信用して全て任せ、金銭的な面でも制限がないだなんて、夢のようなプロジェクト。いいものを作るには依頼主の理解も必要だよね、なんて考えさせられもします。

この「熱海の家」は「別邸の地下室」と紹介されることも多いのですが、地下室という名の「社交場のための離れ」の方が実物を説明するのには合っている言葉だと思います。大きく分けて3つの部屋がありますし、真ん中の部屋には大きな窓があってそこから太平洋が一望できる、なんとも贅沢な「地下室」空間なのです。

旧日向邸

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Art•books•Culture•Japan

着物を着るということ

koto
2018-04-30 by youseeaandiseeb コメントはまだありません

以前から年に一度くらいは着物を着るようにしていたのですが、やはり自分で着ることは難しいのでいつも着せてもらっていました。ですが一念発起して、いよいよ自分でも着れるようになりたいと思い、着付け教室に通い始めました。

・自分で綺麗に着れるようになりたい
・所作を身に付けたい
・着物について学びたい(歴史、文化的背景、柄、色、種類など)

ただ「着る」ことならば練習を重ねればできるようになるのですが、それ以上に情緒的な学びが多くてとても楽しいです。中でも一番衝撃だったのが先生の着物を着る心意気。

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books•Culture•Japan

四季と二十四節気と七十二候

4 / 24 / 72 seasons
2018-04-28 by youseeaandiseeb コメントはまだありません

今日は季節のお話です。

樹々のあおが一層濃くなり、初夏の陽気になってきましたね、なんて挨拶が似合う季節になってきました。こんな風に挨拶に季節のことを話すのは日本人特有の表現なんだとか。それほどまでに自然を身近に感じて、生活に取り入れてきた文化をもう少し掘り下げてみようと思います。

地球が太陽を一周する時間を4つに分けたのが「四季」、そして24個に分けたのが「二十四節気」、更に72個に分けたのが「七十二候」と、小さな季節の移ろいを感じ取り、こんなにも細かく分けて自然に寄り添い、また知恵として生活に取り入れてきました。

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《春》
【立春】
初候 – 東風解凍(こちこおりをとく)
次候 – 黄鶯睍睆(うぐいすなく)
末候 – 魚上氷(うおこおりをいずる)

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Today’s “Season”

四季
秋
---
二十四節気
霜降
---
七十二候
(10/28 - 11/1頃)
霎時施
(こさめときどきふる)

「四季と二十四節気と七十二候」を見る

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ゆうこ
東京在住のグラフィック&デジタルデザイナー。
ものづくり、文化芸術、旅、そしてたまに宇宙についてのブログです。
私の視点を通して、この豊かな世界を紹介していきたいと思います。
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