日本文化に深く関係する「礼」。何も武道やお稽古事に限らずに、日常生活でも私たちは日に何度お辞儀をしているでしょうね。
「After You」の記事にの出来事の時にも、「お先にどうぞ」と言われた時にお辞儀をしてエレベーターを先に降りたのですが、このシチュエーションで何も言わずにお辞儀もせずに出る日本人はほぼいないのでは。
そんな、無意識のうちに体に染み付いている「礼」文化ですが、さらに一歩踏み込んでみたいと思います。
日本文化に深く関係する「礼」。何も武道やお稽古事に限らずに、日常生活でも私たちは日に何度お辞儀をしているでしょうね。
「After You」の記事にの出来事の時にも、「お先にどうぞ」と言われた時にお辞儀をしてエレベーターを先に降りたのですが、このシチュエーションで何も言わずにお辞儀もせずに出る日本人はほぼいないのでは。
そんな、無意識のうちに体に染み付いている「礼」文化ですが、さらに一歩踏み込んでみたいと思います。
前回のブログ「笹の葉さらさら」に続く七夕シリーズ。2回目の今回は「五色の短冊」です。
中国古来の行事「乞巧奠(きこうでん)」では五色の糸を飾っていたのですが、日本に伝わってからは、和歌を飾るために短冊に変わりました。そして、短冊に願いごとや「天の川」など七夕にちなんだことばや絵を書いて、笹の葉につるすように転じたのは一般庶民に広まった江戸時代から。ちなみに、七夕は中国、韓国、台湾などでも風習として残っていますが、願い事を短冊に書いて笹の葉につるすことは日本だけ。歌や書き物をするのが好きな文化なんだな、と改めて思いました。
それから五色にも意味があって、中国の陰陽五行説に基づいた色が由来です。陰陽五行説とは、すべてのものは「陰・陽」の相反する2つの側面を持ち、この世の全ての根源である「木・火・土・金・水」の5つの要素を有すとする説です。この5つの要素に当てはめた色が「青・赤・黄・白・黒」で、それぞれにきちんと意味があるんです。
日本にはたくさんの年中行事がありますが、中でも参加する人が多く認知度も高いのが今日の七夕。知っているようで実はよく知らなかったその由来を調べてみましたよ。
・日本古来の行事「棚機(たなばた)」
・中国古来の行事「乞巧奠(きこうでん)」
・織姫と彦星の伝説
この3つが合わさって現在の七夕に繋がっている説が有力なようです。
「ハワイイ島 – 言語 –」のブログで、ハワイ語で雨を現す言葉が130あると紹介しましたが、日本語はどうなんだろう?と思ったので、探してみるとありました。「雨のことば辞典」という本が。
この本は、雨にまつわる言葉のみの辞典でその数なんと約1200語。ハワイ語の130よりちょっと多いくらいかな?と思っていたのですが、いやいやとんでもない。10倍に届くかな、という多さでした。日本語おそるべし。
今は梅雨なので、例えば梅雨に関する言葉はざっとこんな感じです。
・梅雨
・梅雨葵
・梅雨上がり
・梅雨明け
・梅雨入り
「春は花 夏ほととぎす」のブログで触れた川端康成の本「美しい日本の私」を読み返してみたので、今日はこの本についてです。
1968年、川端康成は日本人として初のノーベル文学賞を授与され、ストックホルムでの授賞式には紋つき袴の正装で出席、格調高い日本語でスピーチを行い、深い感銘を与えた。本書はその全文である。(amazonの商品説明より)
内容は、道元禅師などの僧侶の歌で四季や自然の美しさを紹介し、芥川龍之介や一休和尚の語を用いて死生観について述べ、日本庭園の「枯山水」や茶道の「わび・さび」についての部分では、盆栽や花、焼き物など具体的な芸術にも触れています。そして、「伊勢物語」「源氏物語」「枕草子」、「古今集」「新古今集」といった古典文学を通して、日本文化への賛辞が述べられています。
以前から年に一度くらいは着物を着るようにしていたのですが、やはり自分で着ることは難しいのでいつも着せてもらっていました。ですが一念発起して、いよいよ自分でも着れるようになりたいと思い、着付け教室に通い始めました。
・自分で綺麗に着れるようになりたい
・所作を身に付けたい
・着物について学びたい(歴史、文化的背景、柄、色、種類など)
ただ「着る」ことならば練習を重ねればできるようになるのですが、それ以上に情緒的な学びが多くてとても楽しいです。中でも一番衝撃だったのが先生の着物を着る心意気。
今日は季節のお話です。
樹々のあおが一層濃くなり、初夏の陽気になってきましたね、なんて挨拶が似合う季節になってきました。こんな風に挨拶に季節のことを話すのは日本人特有の表現なんだとか。それほどまでに自然を身近に感じて、生活に取り入れてきた文化をもう少し掘り下げてみようと思います。
地球が太陽を一周する時間を4つに分けたのが「四季」、そして24個に分けたのが「二十四節気」、更に72個に分けたのが「七十二候」と、小さな季節の移ろいを感じ取り、こんなにも細かく分けて自然に寄り添い、また知恵として生活に取り入れてきました。
=====================================
《春》
【立春】
初候 – 東風解凍(こちこおりをとく)
次候 – 黄鶯睍睆(うぐいすなく)
末候 – 魚上氷(うおこおりをいずる)