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一本の線

千の黄金の花弁をもつ花
2018-05-27 by youseeaandiseeb コメントはまだありません

目黒区美術館で開催中の「没後50年 藤田嗣治 本のしごと 文字を装う絵の世界」に行って来ました。タイトルにあるように、文字を装う絵の世界にフォーカスした展示なので、本の装丁や挿絵、誰かに当てた絵葉書など小さな作品が多かったです。手元で見るので、道具もペンや細い筆で描かれているものが多くて、色数も少なくシンプルな印象でした。

私は作家の代表作を見ることも好きなのですが、誰かに当てた絵葉書といった日常の生活が垣間見れるものや、スケッチや素描を見ることも好きです。命と対峙して湧き上がる衝動を表現しました、といった大作は見る方にも準備と体力が相応に必要になりますが、今回の展示はもっとリラックスしたものが多かったです。

中でも私のお気に入りは『千の黄金の花弁をもつ花 la fleur aux mille pétales d’or』というタイトルの本の挿絵5点です。日本人女性5人がひとりずつ描かれていて、目線を下に向ける人、遠くを見る人、どこかを真っ直ぐ見つめる人などのポートレートです。精緻な線描は女性たちの柔らかな曲線を見事に捉えていて、背景の無地を活かした抑えめの配色、憂いがあってでもどこか芯の強さが感じられる女性たち。日本髪と着物が彼女たちの美しさをより引き立てているように見えます。そして、日本画のような洋画のようなタッチがまた神秘的で、何とも言えない不思議な世界に引き込まれてしまいました。

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Art•books•Culture

東と西の植物図鑑

Carl Peter Thunberg,
2018-05-25 by youseeaandiseeb コメントはまだありません

「世界で一番美しい○○」のようなタイトルで、動植物を扱った図鑑をよく見かけるようになり、図鑑好きのひとりとしては嬉しい限りですなのですが、その魅力は、植物図鑑なら、葉脈を忠実に捉えていたり、葉に生えている毛の一本一本までを生き生きと描いている様。昆虫だったら、吸い込まれそうな眼球の細かな描写や、玉虫色の美しさをドラマチックに再現していたりする繊細なタッチと、どれも小宇宙に現れる神秘的な美しさに惹かれるのです。

そんな図鑑好きにはたまらない場所が、東京駅丸の内南口を出てすぐのJPタワー(東京中央郵便局が入っている、日本郵便が手がける商業施設)の2・3階にあるミュージアム「インターメディアテク」です。大学の研究室に入ったかのような、重厚でアカデミックな雰囲気がかなりいい感じなのですが、現在展示中の、特別展示『ルドベック・リンネ・ツュンベルク――ウプサラ博物学三代の遺産より』に行って来ました。

今年は、日本・スウェーデン外交関係樹立150周年の記念の年ということで、18世紀北欧に花開き、現在に受け継がれた博物誌の世界と日本との繋がりの展示です。

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books•Travels

ハワイイ島 – 言語 –

ハワイ語
2018-05-22 by youseeaandiseeb コメントはまだありません

ハワイイ島 – 朝食 –
ハワイイ島 – 気候 –
ハワイイ島 – 生き物 –
ハワイイ島 – イルカ –
ハワイイ島 – 人々 –

こんな感じでカテゴリー分けをしてハワイ島滞在記をまとめてきましたが、今日は最後の「言語」についてです。

ハワイ島では、ホテルで、お店で、それからハワイアン航空のアナウンスでも、最初に「アロハ!」と挨拶をして、最後に「マハロ」と締めくくるのが当たり前のようでよく聞きました。
ハワイ島に行く前に私が知っていた(聞いたことがあった)ハワイ語は、ハワイ、オアフ、ワイキキ、アロハ、マハロ、マナ、オハナ、カウアイ、フラ、レイ、ロコ、マヒマヒ、ウクレレくらいでしょうか。後はその発音が可愛らしいな、くらいしか思うことはなかったので、この旅をきっかけに少し勉強してみましたよ。

・母音は a, e, i, o, u の5種類
・子音は h, k, l, m, n, p, w の7種類
・オキナと呼ばれる吃音を表す記号 → 「 ‘ 」
・音を強調し少し長めに発音するハコーと呼ばれる記号 → 「 ¯ 」

※オキナとハコーをつけることでその意味は大きく変わります
ono →  魚の名
‘ono →  おいしい

kau →  置く
kāu →  あなたの

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books•Culture

おおきな木 – 2 –

大きな木
2018-05-11 by youseeaandiseeb コメントはまだありません

今日は、意図せず長くなってしまった前回の続きです。

絵本「おおきな木」の原文を読んでの読み方についてですね。
解釈が分かれる一文、”And tree was happy…. but not really”をどうみるか。
※ちなみに、英語版だとりんごの木のことを”She”と表現しているので、男性と女性が登場人物ということが明確になります

村上春樹さんの前に翻訳をしたのが、ほんだきいちろうさん。彼の訳だと
「きは それで うれしかった・・・だけど それは ほんとかな?」

そして、村上春樹さんの訳はこちら。
「それで木はしあわせに・・・なんてなれませんよね」

春樹さんは否定していますね木は幸せではなかったと。

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books•Culture

おおきな木 – 1 –

大きな木
2018-05-10 by youseeaandiseeb コメントはまだありません

私はグラフィック&デジタルデザイナーですが、大学の専攻は英米文学科でした。ちなみに卒業論文の本に選んだのは、F.スコット・フィツジェラルドの「華麗なるギャツビー」です。

美大出身じゃないのにデザイナーになれるんですか?と聞かれることがあるのですが、なれます。やる気があればなれます。デザイン修行中には美大出身だったら…と何度も思いましたが、月日を経た今になってみれば、全ては必要なことが起きていて、なるようになっているんだな、と思えるようになりました。

というのも、文学を読み解く力がデザイナーとしての大切なスキルを養ってくれたと思うからです。文学部では、本を読み、作家について調べ、時代考証をし、心理学や哲学、社会学にも触れ、自分なりの解釈を綴る、という一連の作業を通して、色々な角度から考える方法を学ぶことができました。

妄想が得意という元々の素質もあるのかもしれませんが、その作家になって考えてみたり、登場人物になって考えてみたり、そして客観的に「私」はどう思うのか、を想像してみたりして、物語を自分なりに読み解くことが好きなのです。正解はこれ!というような、ひとつの答えに縛られない自由さが文学のとても楽しいところだと思います。

そして、この客観的に見る視点はデザイナーとしても必要なスキルでもあります。3つの視点を持ってデザインすることは、デザイナーにとって、とても重要なスキルだと思います。具体的には、クライアント、クライアントのお客さん(誰に向けたメッセージなのか、そのメッセージの受け手となる人たち)、そしてデザイナー、この3つの視点をバランスよく持ってベストなデザインをしていくのです。

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books•Design•Travels

ブルーノ・タウト「熱海の家」- 1 –

Bruno Taut
2018-05-02 by youseeaandiseeb コメントはまだありません

熱海と言えば温泉が有名だと思いますが、最近は建築好きにも注目されています。
私も先日、MOA美術館と旧日向別邸(別名がブルーノ・タウト「熱海の家」)に行ってきたのでご紹介。

まずはブルーノ・タウトという人ですが、ドイツ生まれの建築家で表現主義にカテゴライズされ、前衛的な建築家としてベルリンで活躍。劣悪な環境に住んでいた労働者のために素敵な集合住宅を設計したりもして、都市計画家としての側面もありました。ちなみに彼が設計した集合住宅は今でも住むことができて、空きが出てもすぐに埋まってしまうほど人気物件なんだそう。

Bruno Taut

ベルリンから、ソ連に渡りますが数年でドイツに戻ってきます。折しも時代はナチが台頭していて迫害を逃れるためタウトはスイスに向かいます。その後、トルコやヨーロッパの国を経て、日本インターナショナル建築会からの招待で日本へ到着。ジャポニズム全盛期だったヨーロッパで育ったため、子供の頃から日本への憧れがあったこともあり念願達成だったのかな。

1930年、福井県敦賀市に到着した翌日に京都へ向かい、運命の出会いを果たします。タウトに大きな影響を与えることになる「桂離宮」と出会ったのです。「泣きたくなるほど美しい」と形容した桂離宮。そこには彼の理想が全てつまっていたんだそう。桂離宮についての本を書いた初の人で、世界へその素晴らしさを発信した人なのです。私も桂離宮については思うことがたくさんあるので、また別の機会に。

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Art•books•Culture•Japan

着物を着るということ

koto
2018-04-30 by youseeaandiseeb コメントはまだありません

以前から年に一度くらいは着物を着るようにしていたのですが、やはり自分で着ることは難しいのでいつも着せてもらっていました。ですが一念発起して、いよいよ自分でも着れるようになりたいと思い、着付け教室に通い始めました。

・自分で綺麗に着れるようになりたい
・所作を身に付けたい
・着物について学びたい(歴史、文化的背景、柄、色、種類など)

ただ「着る」ことならば練習を重ねればできるようになるのですが、それ以上に情緒的な学びが多くてとても楽しいです。中でも一番衝撃だったのが先生の着物を着る心意気。

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books•Culture•Japan

四季と二十四節気と七十二候

4 / 24 / 72 seasons
2018-04-28 by youseeaandiseeb コメントはまだありません

今日は季節のお話です。

樹々のあおが一層濃くなり、初夏の陽気になってきましたね、なんて挨拶が似合う季節になってきました。こんな風に挨拶に季節のことを話すのは日本人特有の表現なんだとか。それほどまでに自然を身近に感じて、生活に取り入れてきた文化をもう少し掘り下げてみようと思います。

地球が太陽を一周する時間を4つに分けたのが「四季」、そして24個に分けたのが「二十四節気」、更に72個に分けたのが「七十二候」と、小さな季節の移ろいを感じ取り、こんなにも細かく分けて自然に寄り添い、また知恵として生活に取り入れてきました。

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《春》
【立春】
初候 – 東風解凍(こちこおりをとく)
次候 – 黄鶯睍睆(うぐいすなく)
末候 – 魚上氷(うおこおりをいずる)

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Today’s “Season”

四季
秋
---
二十四節気
霜降
---
七十二候
(10/28 - 11/1頃)
霎時施
(こさめときどきふる)

「四季と二十四節気と七十二候」を見る

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ゆうこ
東京在住のグラフィック&デジタルデザイナー。
ものづくり、文化芸術、旅、そしてたまに宇宙についてのブログです。
私の視点を通して、この豊かな世界を紹介していきたいと思います。
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